日本CFA協会 2010年の展望
2010年を展望しますと、オバマ・ボルカー・ルールやIFRS適用を始めとするグローバルな規制強化・再整備の動き、そしてアジアを中心とした発展途上国の躍進など、様々な環境変化が待ち受けているものと思われます。このような環境変化の中、日本CFA協会では、自身のミッションに鑑み引続き次の3点に注力したいと考えています。即ち、①当協会メンバーの支援強化、②業界全体に対する情報発信強化、そして③当協会自身の体制強化です。
①の観点からは、環境変化に応じた最新の専門知識の維持・強化を支援し、職業倫理観や制度の変革に関しても情報提供すべく、各種セミナーや勉強会を始めとする継続教育機会の提供を本年も積極的に行って参ります。CFA協会のプログラム・パートナーとなっている大学と連携したイベントや、海外スピーカーも含め様々な講師によるセミナーの開催などを予定しています。また、当協会のCandidate Member向けのメンター制度の発足や、Corporate Sponsor向けの継続的な報発信など、当協会に携わる幅広いメンバーの皆様へのサービス強化を目指して参ります。
②の観点からは、例えばCFA協会が出版したAsset Manager Code of Conductの和訳版を広くご紹介するなど、金融や資産運用業界の各企業、団体、規制当局、そしてメディア関係者の皆様に対し、CFA協会の持つグローバルなネットワークから培われた知見を随時発信して参ります。大学生向けのInvestment Research Challengeの主催や、CFA資格を未取得の方でもCFA協会のリソースが自由に活用可能となるAffiliate Membershipのご紹介などもこの一環として推進して行く予定です。そして③の観点からは、当協会自身のガバナンス体制の強化や、当協会の活動を支援して下さるボランティア募集の拡張などを計画しています。
金融や資産運用業界において、プロフェッショナルとしてのより高い業界スタンダードの確立を目指し、2010年も皆様の声を聞きながら、皆様と共に成長して行きたいと考えています。
日本CFA協会会長 伊藤 敬介、CFA